シャンプー成分表を読み解く②

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シャンプー成分表を読み解く②

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2014/08/30 シャンプー成分表を読み解く②

シャンプーの洗浄剤の歴史。

 

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シャンプーの洗浄剤の歴史を知るとシャンプーがより詳しくなります。

 

1930年、ラウリル硫酸Naが家庭用洗剤として出来てきて、

それを髪の毛に使用したらメチャメチャカユミが出た。

 

 

『だから、ラウリル硫酸Naのシャンプーで洗髪すると家庭用洗剤で洗ってるとの一緒だよ〜』なんて言われる事の由来なんですねェ・・・きっと。。

 

 

でぇ、そのカユミの理由は、ラウリル硫酸Na分子量が小さいため、

肌ヘの残留性が高いという事がカユミの原因。

 

 

 

「肌に残りやすいってことですね。」

 

 

 

 

 

 

 

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そこで、分子量のを大きくし残留性を緩和したラウレス硫酸Naを作り

残留性を和らげました。

 

 

しかし、今度はラウリル硫酸Naより

棒の部分が伸びたため

 

 

肌への残留性はなくなってきたが

脂の量を取る脱脂力が倍増してしまい

肌への刺激が高まりカユミが、「まだ!起きてしまう。」

 

 

棒の部分が長いほど脂を取る量がふえる

(脂汚れをお団子に例えると、長い串の方がお団子を沢山刺せる)

 

 

そこで刺激を緩和させるために登場したのがベタイン系の界面活性剤

 

「ラウリルベタイン」

 

ラウリルベタインの特徴は肌への刺激を和らげる効果があります。

 

 

 

しかもベタイン系の界面活性剤は、

シャンプーでとても大切な

泡立ち、泡の持ちがよくなるの二重の相乗効果。

 

 

尚、洗浄成分は液体状のため

粘度を足すため塩化Naを加えさらに使いやすさをアップ。

 

 

・・・という流れで

 

ラウレス硫酸Naラウリドベタイン塩化Naの三つが

シャンプーの鉄板の組み合わせになってきました。

 

 

肌に刺激をさらにやわらげる安全、安心シャンプーの研究がさらに進み・・・。

もっと肌に刺激がなく安全性の高い成分は!!??

 

 

 

次に登場したのは、アミノ酸系洗浄成分

 

 

アミノ酸系洗浄成分を「鉄板の組み合わせ」に加えると、

さらに肌への刺激を緩和する役割をします。

 

 

さらにもっと、刺激を少なくするため今度は、

食品成分から抽出したノンイオン界面活性剤

を加えささらに安全性を高めてきました。

 

今、紹介したのはすべて、塩化Na以外は界面活性剤。

色んな組み合わの界面活性剤でシャンプーの洗浄成分はできています。

 

 

今ではさらに研究され、

脇役だった、ベタイン系アミノ酸系洗浄成分メイン基剤になったシャンプー剤が

肌には優しく、安全性が高いシャンプーとして紹介されています。

 

そんな形でシャンプーは進化しています。

 

では、また〜〜^^

 

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